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パソコンに接続したときiTunesに認識されない時の対処

iPhone修理をしていると、ハードウエアだけでは解決できるものかよくわからないお持ち込みがあります。

iPhoneをパソコンに接続したときにiTunesが認識してくれないという現象があります。

​多くの修理店では、対応できないケースが多いので、二級パソコン整備士の資格を持つ私なりに探してみました。

パソコンに認識されるか確かめる

充電ケーブルを取り付けしてから、パソコンのUSBに接続します。そうすると、パスコードが求められ、「このコンピュータを信頼しますか?」するかというウインドウが画面に表示されます。

iPhoneとパソコンを接続すると表示される「このピューターを信頼しますか?」

​表示される場合

パソコンは認識しています。

iPhoneのドライバが古いか、パソコンのUSBドライバが古いかに分けられます。

どちらもかなり複雑な作業になります。

パソコンの設定のデバイスドライバを開いて・・・

こんなのできるのはパソコン上級者だけです。

OSによって設定の手順などが変わります。

写真付きで詳しく書いてあるページを見つけました。

Apple公式

コンピュータで iPhone、iPad、iPod が認識されない場合

https://support.apple.com/ja-jp/HT204095

iTunesは自動アップグレードされる設定になっています

アップグレードされたことが引き金になることもあり、上記ドライバの設定で解決しないときは次回のアップグレードを待ちましょう。ただし、Windpwsパソコンの場合は、フォルダーとして認識してくれるため、大切な写真などは保存できます。iPhoneのアプリのデーターは不可能なので、iCloudの容量が足らないときはオプションの有料プランを利用してみるのもありです。

近くのApple正規サービスプロバイダでは、データーのバックアップはiCloudを推奨しいます。

表示されない場合

パソコンに接続できているのかを疑う

iPhoneの充電ケーブルの正式名称は「Lightningケーブル」といいます。充電するコネクターの名称です。

Lightningケーブルの破損が考えられることがあります。

Apple純正のLightningケーブルかMFi認証品を利用しましょう。

ほかのiPhoneやiPadやiPodなどがあれば、こちらの充電ケーブルを試してみて接続できるか確認しましょう。

充電コネクターが確実に奥まで入るかを見てみる

iPhoneのライトニングコネクターが奥までしっかり入らない

多くの場合、ほこりが蓄積していることがあります。

​当店でも、充電できなくなったという持ち込みが多いのですが、爪楊枝で取れない場合や自分では危ないと思ったときは修理店に持ち込みましょう。

iPhoneの充電コネクターにごみが詰まっていて取り出したところ

​充電コネクターのごみを取る作業は、分解行為ではないためAppleCare+を契約していても違反にはならず期限内であれはサポートを受けることができます。​

コネクターのごみが原因ではなかった場合

ハードウエア的な要因になります。第三者修理店の修理はデーターを残すことができ早いでしょう。

充電コネクターの破損

​充電コネクターの破損は、充電のたびに端子が背面パネル側に力が入る抜き差しをしているとよく起こります。多くの方は「充電ができない」という症状でのお持ち込みになります。

iPhone7のライトニングコネクターの交換の様子

機種によって修理時間が異なります。

  • iPhone6s、iPhone6sPlus以前に発売された機種 約30分

  • iPhone7・iPhone7Plus、iPhone8、iPhone8Plus、iPhoneSE(2020年発売のもの) 60分

  • ホームボタンの無いiPhone 60分

 

内部の構造上バッテリーを外さないと取り外しや取り付けができないため、修理の説明をよく聞きましょう。場合によっては、バッテリーの交換料金を追加請求されることがあります。

多くの業者では、第三者製の部品を使っているケースがあり取り外し部品を使っている業者よりも安く見せていることが多いです。この部品は、充電やパソコンに接続する部分だけではなくアンテナやマイク、スピーカー、バイブモーターなどいろいろなパーツのコネクターもあるため、ロゴを削除した製品を扱っているお店を選ぶといいと思います。この部品は、最終的には一番高価な部分になります。

バッテリーが原因

​過去に1例だけありました。

バッテリー交換をする際、バッテリーの使用状況を把握するためパソコンを利用します。この時に発見したのですが、交換前にiTunesに接続できないiPhoneを見かけます。交換した後に、iTunesに接続できるか試してみると接続できたことがあります。接続できないときは、お店のバッテリーを数個入れ直すとiTunesが認識することがあります。

iPhoneのバッテリー交換で、今までの使用状況を診断するお店はほぼ無いと思います。

丁寧な対応をしている第三者修理店は、「ここまでやる?」というところもありますのでお友達の紹介など確実に大丈夫なお店選びが重要です。

​これ以上のiTunesが接続できないという原因不明はわかりません。

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