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充電しているときのトラブルをみる

iPhone®修理店によっては、いろいろな動作を分析してそり経験上のお話をしてくけるところもあります。

修理を第三者修理店に持ち込むと、水没を除いて充電のテストから始めるところが多いです。なぜ充電を確かめるのかといいますと、単純に動くのかを知るということではないでしょうか。

何アンペアーで充電をしているのかをしっかりと観察してから、修理を始める第三者修理者は少ないと思います。また、多くのフランチャイズで、ここまでの指導をしているところを知りません。

チェッカー付きの充電器を使う

チッカー付きのUSB充電器

今回は、卓上型のUSBポートが6つついているものを使用しています。ほかに、USBアダプターに直接つなげてUSBケーブルを挟む形で計測するチェッカーも存在します。こちらには、Vなどほかのテストができる多機能タイプのものが多いようですが、個人的にはアンペアーの計測で十分だと思っています。

バッテリー残量が85%以下が望ましいといわれています。これ以上の残量であっても30秒ほどモニターリングすると見えてくることもあります。

この計器は大雑把な数値を計測するだけものであり、基板修理で扱うような精度の高いものではありませんので、突っ込まないようお願いします。

数値の大きいものから経験上の解説します。充電ケーブルの場合iPhoneの機種による違いは確認されませんでした。

数値別の解説

点検の様子

1.00~0.97Aで安定している

正常値です。

バッテリーが劣化していてもこの数値になることが多いので、iPhoneのバッテリーの状態で判断するとよいでしょう。

iPhone6で0.95Aで安定することもありますが問題ありませんでした。

1.00~0.97Aで安定するがたまに0.90Aを下回る

基板に問題を抱えている可能性があります。

基板修理に出した事例がなく、基板と接続端子の異常なのかチICップの異常なのかは不明です。

1.00~0.20Aの間で安定しない

バッテリーの劣化に多く見られます。

数値が安定せずにずっと動いています。多くの場合は0.60ぐらいまで下がってその後上昇することが多いです

0.51~0.50Aで安定している

「iPhoneが充電できません」というメッセージが出ることがあるとこの数値です。

バッテリーや充電コネクターにトラブルを抱えていたり、充電ケーブルや充電器に問題があることこの数字が出ます。

電源をoffにすると充電できるという苦肉の策がありますが、本体を専門業者に一通り調べてもらうのもよいでしょう。​

0.4xAで安定している

基板修理です。

ICチップやコンデンサーの破損です。水没さえしていなければ高確率で直ることが多いです。

0.40~0.49の間くらいに多く見られるので、"x"と表記させていただきました。

0.3​xAまで上昇して0.00になる

基板修理です。

​リンゴループすることが多く、主にコンデンサーが破損していることが多いです。基板修理は高確率で直ることが多いです。

0.2xAを軸に安定しない

グラフィック表示関連の破損に多く見られます。

画面破損で起こる

画面交換で改善します

バックライトが表示しない

目を凝らすと何か映っている場合の持ち込みで、この数値は基板修理で高確率で直ることが多いです。

画面表示しない

​0.4xAのケースもありますが、こっちのパターンもあります。基板修理で高確率で直ることが多いです

0.06~0.07Aで安定している

「USBがロックされています」というメッセージが出ていることが多いです。

充電されません。物理的なiPhone修理ではないので、「すべての設定をリセット」してみてだめならば、Apple Store・Apple正規サービスプロバイダに持ち込み相談しましょう。

0.00Aで動かない

分解調査が必要な場合があります

充電コネクターの破損

コネクター端子を覗いて、8本ある金属線が破損していることがあります。また、単にLightningコネクターフレックスケーブルという部品の破損の場合もあります。部品交換で改善します。

基板破損

バッテリー交換をして動作し、充電しない場合は基板修理で直ることが多いです。画面表示しないで充電もしない場合は基板修理は不可能といわれます。

バッテリー破損

​極度のバッテリーの劣化で起こることもあります。バッテリー交換で充電再開すれば問題ありません。

店長より

多くの第三者修理店では、チェッカー付きのモニター表示する充電器の設置を推奨していますが、多くのお店が取り入れているわけではありません。

また、数字が何を意味しているのかを独自に分析している第三者修理店も少ないです。

残念ながら、この業界は資格試験があるわけではないのでiPhone修理に対して無関心な人でも修理できます。

iPhoneの充電のコネクターもLightningだけでなくTYPE-Cも出てきているため、今後改定が必要になるのかもしれませんができるだけの情報は掲載したいと思います。

​ここ間違っているという方は、ご自身のブログなり書いてまとめていただけると幸いです。私も参考にしリンク張らさせていただきます。

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