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取り扱い画面の品質について

独立系修理プロバイダは純正部品を扱うことができますが、一般のお店はできません。

一般的に、第三者修理店で修理するとコピー画面が取り付けられます。再生画面というものもありますが、たとえ正常なiPhoneから画面を取り外し組み替えてもアップルでは、分解されたものという点と画面に取り付けられているシリアル番号が新品出荷時と違うという点で改造品とみなされ保証対象外になります。

第三者修理店で取り扱いしている画面を大雑把ではありますがこのページで解説します。

​評価は、Apple製品の画面に近い性能のものを◎として、個人的に4段階で評価しています。

​※純正画面以外のものを解説いたします。

​ホームボタンのあるタイプ

一般普及画面

​色:△ 明るさ:△ タッチの反応:△ ApplePay:△ TreuTone:△

一般普及画面 コピー品で液晶が青く反射している

第三者修理店ではたぶん100%取り扱いしている画面です。ホームページの安い画面の価格はどこもこれになります。

最近ではスーパーコピーというものがでできて、色が改善されてきましたが、高品質画面やApple製品と比較しても白は鉛色に見え明るさも4割程度落ちる印象があります。タッチの反応もワンテンポ遅れる感じです。

文字入力はフリックを使用している方や、細かい作業を要するゲームをしている方は避けた方がよいでしょう。

​いろいろな意味で高品質という業者さんがいますが、液晶部分を斜めから見ると青く反射しています。性能面で高品質(インセル方式)を超えることはできません。

​この画面は破損するとフリーズしやすいのも特徴です。

高品質画面

​色:◎ 明るさ:〇 タッチの反応:◎ ApplePay:△ TreuTone:◎

高品質画面とも言いますが、インセル方式で作られている次世代タイプの画面

2019年秋ごろに先進的な第三者修理店が導入しています。インセル方式とも言いApple製品と構造が近いといわれています。

ロゴはありません。正直なところ、中古で売る時に分解して確かめないとわからないくらい精巧なものです。明るさも、再生ガラスの製品を横に並べてみて、「暗いのかな?」というレベルのものです。

iPhone8、iPhone8Plus、iPhoneSE(2020年発売)に搭載されているTrueToneに対応しているところもうれしい性能を持った画面です。

2020年1月現在、国内で入手できる仕入れ業者が限られております。偽物も出回っているのでお店の人の説明をよく聞きましょう。

​外枠が白いモデルをお持ちの方は、黒いモデルの部品を見せてもらい、液晶部分が青く反射していないか見てみましょう。

​ホームボタンのないタイプ(液晶モデル)

​一般普及画面

​色:〇 明るさ:〇 タッチの反応:〇 ApplePay:△ TreuTone:◎

ホームボタンの無いタイプのコピー品

iPhoneXR、iPhone11で有機ELではなく液晶画面です。TrueToneに対応しており、専用工具を持っていれば国内で販売されている画面はすべて対応しているはずです。

インセル方式を採用しており中国の色々な工場で作られているため製品のばらつきがあります。明るさ、タッチの反応に差が出ています。液晶を斜めの角度で見ると少し青く反射していますが、色合いに問題はないと思います。

​画面表示をoffにして、枠の色と液晶の色の差が気になる方は再生画面を選ぶとよいでしょう。

​ホームボタンのないタイプ(有機ELモデル)

​液晶に改造したもの

​色:〇 明るさ:△ タッチの反応:〇 ApplePay:△ TreuTone:◎

有機ELを液晶に改造した格安画面。コピー品

​本来は有機ELのものを使用するのですが、液晶に改造したものが販売されています。有機ELのコピー品と比較すると明るさはかなり落ち、表示の質も粗くなります。画質についてはわからない方はわからないのではと思います。有機ELのコピー品と比較し価格が安いこととやや作りが丈夫なのはいい点かもしれません。画面の強度は純正ほどではございません。

外枠が少し太いため、圧迫感を感じる方もいるかもしれません。タッチの反応は、製造工場によりばらつきがあります。

こだわりが無ければこちらの画面で十分かもしれません。

有機EL(硬質画面)

​色:◎ 明るさ:〇- タッチの反応:◎ ApplePay:△ TreuTone:◎

有機ELの硬質タイプで外枠にすこし厚みがある

有機ELの純正に近いものは"軟質"といわれるものです。有機ELの廉価版です。

液晶に改造したものと比較し、画質や明るさが改善しています。純正品の明るさと比較し2~3割程度暗く感じます。タッチの反応は純正品並みです。

外枠が太く画面表示をoffにして斜めから見ると少し青く反射しています。液晶ほど青くはありません。丈夫さは、液晶の改造品よりも弱いですが、普通に扱っていれば壊れるものではありません。

​有機EL(軟質画面)

​色:◎ 明るさ:〇 タッチの反応:△ ApplePay:△ TreuTone:◎

iPhone有機EL 軟質タイプ

Apple製品に近い構造のものといわれています。新機種が発売されると有機ELのコピー品は軟質から作られます。

​電源をoffにした時の外枠の厚みは純正品と同じです。画面を斜めにするとやや黄色または茶色に見えます。

価格は非常に高価です。明るさは純正品の1~2割程度暗く感じます。欠点としてタッチの反応が鈍く、ホームボタンのあるタイプの一般普及画面並みなのが残念です。

​再生画面

​色:◎- 明るさ:◎- タッチの反応:◎ ApplePay:◎ TreuTone:◎

​独立系修理プロバイダでは使用が禁止されています。アップル社の解釈では改造品になるためです。

種類は様々ですが、原則として破損して回収された画面で液晶にシミなど破損が無いものにガラスを張り替えたものになります。

ガラスもピンキリで純正に近いものから一般コピーのようなものまであります。加工する業者によって違いはありますが、説明してきたコピー画面よりも明るいです。

ApplePayも液晶についているICチップが純正なので問題は起こらないと思います。

無理に進めてくる業者もいますが、ある意味間違えの無い部品です。

​Appleの修理に故障で出した場合は、Apple製品ではな第三者の部品扱いされますのでご注意ください。

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