稲敷郡からの持ち込みです。ほぼ取手市です
かなり遠方からの来店です
中古iPhoneXを購入し、画面が時々勝手に反応する
お見せに持ってきたとき
画面表示していない状態で斜めから見ると、黄色い
軟質の有機ELコピーとわかりました
軟質の有機ELは
大手の中古業者でも見分けが厳しいのかなと思いました
感じからして
初期の有機EL画面で
修理したとき、前の持ち主は
高額な修理代金になったかもです
当店のブログを読んでいただき
TrueToneが無いことに気づいたそうです
ほかの業者さんのブログもそう指摘があり
どのお店が良いか、よく検討し
当店になったそうです
軟質の有機ELは、
明るさ、黒の外枠は純正に近いものがあります
タッチの反応は非常に鈍いという欠点があります
この画面もタッチ性能の面でそう感じていました
TrueToneの復活
この画面には
TrueToneの情報がありません
取り付けていた画面を見てみます
TrueTone情報がありませんでした
iPhoneXの交換画面に軟質の有機ELを使っていたということは
発売してから1年くらいです
そのあとは
低価格で多くのお店が
よくわからず採用している硬質の有機ELです
せめて色合いは純正のようにしたい
という要望がありましたので
パソコンを使って復活させました
通常は、環境光修復という作業です
今回は、環境光の復活です
専用工具が違います。青い方でもできるらしいのですが、
発売元でも、難しいということでしたので、
使い方の優しい方を利用しています
こちらでも環境光修復可能ですが
OSのバージョンが上がったりすると
使えなくなったりするので
青い方が、一般修復ではメインとしています
写真のMtSNという番号がわかれば復活できますが
残り2つのシリアルコードが見つからないので
明るさの自動調節は反応しないことが多いです
TrueTone戻りました
TrueToneを有効にすると
色温度の数値が下がり、青白っぽい色が解消されました
ホームボタンのアイコンを動かすと指の上にずっといます
以前は、遅れて反応していました
この点だけは、硬質の有機ELが勝ります
明るさは軟質よりも1~2割落ちますが
TrueToneが有効だと
見た目はわかりにくいです
黒い外枠は若干厚くなります
iPhoneのホームボタンの無いタイプの画面交換は
全てTrueToneが書き込める仕様になっています
TrueToneの修復をしている多くの第三者修理店は
工賃込ですが
当店はあえて別にしています
TrueToneの復活ができるとなると
復活を希望される方が出てくるためです
iPhoneXの画面交換は、TrueTone復旧工賃込で
周りのお店と同じ価格だとおもいます
不要ということでしたら、工賃分お得です
もし、今回の様にTrueToneの知識の無い第三者修理店で修理したことにより
なくなってしまい、対応しているお店に持ち込まれた場合
「どうする?」
ということになります
このトラブルを避けるため当店では
別価格でのご提供にしています
環境光修復、環境光復活は別料金になりますのでご了承ください
お客様より
画面を見てコピー品といわれ、分解するとそうなっていました。
中古屋さんを非難するわけでもなく、iPhoneXの画面修理の経緯など説明してくれてわかりやすかったですし、仕方のないことなのかなと思いました。
ここにきて、元の色合いに戻り満足です。
店長より
iPhoneX画面交換一つでも、4種類の画面が存在しそれぞれの特徴や普及し始めた時期など把握することも大切で、説明して良かったと思います
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